架空名義の自動車ローン申請資料や偽りのローン用途などによる契約詐欺罪で、北京日沢豊成経貿有限公司および同社法定代理人・霍民ら5人がこのほど、北京市検察院一分院によって、北京市第1中級人民法院に起訴された。
起訴状の内容は以下の通り。
霍民被告は、北京日沢豊成経貿有限公司の法定代表人であった2003年6月から2005年2月にわたり、同社と農業銀行北京市昌平区支店との自動車消費者ローン業務に関する協力合意書の締結・履行プロセスにおいて、同社資料室元責任者・王伝遞、家庭訪問部元責任者・徐馥紅、同社株主の王小竜、同社業務代表の陳生林らと共謀、架空名義の自動車ローン申請資料を提出、ローン用途をでっち上げ、昌平支店と自動車消費ローン契約書を締結、同行から個人自動車ローン計5億1千万元を騙し取った。事件発覚後、騙し取った金のうち3億3600万元は未返済。
農業銀行昌平支店同行個人金融業務部の韓宏輝、トン富軍、王全祥、呉海斌の各氏は、2003年6月から2005年2月までの間、北京日沢豊成経貿有限公司への自動車ローン担当者として、融資前審査および融資後の管理業務において、法律規定に違反して、債務者の借用用途、返済能力、返済方法など諸状況に関する厳格な審査を行わないまま、自動車ローン計5億1千万元を提供した。これら4行員はすでに、違法ローン貸付の罪に問われている。
「人民網日本語版」2007年4月16日