「がんに対して『ノー』と言おう―100人の患者の物語」という本が17日、北京で出版された。2007年の「腫瘍の予防・治療宣伝週間」に合わせて出版されたもので、がん患者自身の闘病記としては中国で初めて。新華通信社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同書には、全国16の省、自治区、直轄市から500人余りのがん患者とその家族による、がんと闘う100編の物語が収録されている。
筆者たちは本の中で、自らの経歴と合わせて自己のあるいは家族の病気、勇敢ながんとの闘いの話を述べている。年齢は最年長で89歳、最年少は17歳。これらの闘病記は、がん患者を励まし、自信を与えることに大いに役立つもので、「がん疾患は予防・治療が可能なものだ」ということを知らせ、啓発する意義があるという。
「人民網日本語版」2007年4月18日