中国メディアはたびたび、「今年は子どもを産む人が特に多い」との報道をしている。これは「イノシシ年赤ちゃんブーム」であるためとされているが、出産を控えた妊婦やその家族の多くはそのような意識を持っていない。専門家の調査結果によると、いわゆる「イノシシ年赤ちゃんブーム」は表面的な現象で、本当の深い原因は中国に第4次のベビーブーム期が到来したことによるものという。
中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、中国人民大学人口研究所が今後20年間の人口変化を研究した結果、中国は2005年からすでに新たな出生増加期に入っている。今後数年の出生数は増加の一途をたどり、ピークに達するのは2012年で、その年に生まれる赤ちゃんは2000万人になるとの予測を出している。中国には1949年以降、1950年代、1960年代、1980年代という3回のベビーブームがあった。
「人民網日本語版」2007年4月18日