国内初の著作権保護教育を担う拠点がこのほど、吉林省の吉林大学南嶺キャンパスに設立された。大学を土台に、キャンパスを拠点にし、現役の大学生に対して直接に著作権保護教育を行う拠点は、全国でもここが初めて。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同拠点は吉林省新聞出版局(版権局)と吉林大学が共同設立した。キャンパス内の掲示板で著作権保護の専門欄の開設やオンラインネットワークなどをスタートさせ、学生の関連法律の学習、法律コンサルティング、海賊版の摘発、各種教育キャンペーン活動への参加などに便宜をはかる。専門家による講座を開講して、中国の著作権保護戦略や国内外の情勢を紹介するほか、オリジナル作品やコンピューターソフトウエアなどの保護措置とその重要な意義、海賊版書籍の見分け方などについて講義する。また国内のソフトウエア大手の代表を招き、海賊版が企業の生存発展に与える損害や、著作権保護に向けた企業の対策、海賊版ソフトの見分け方などについて講義する。
「人民網日本語版」2007年4月24日