香港特別行政区政府民政事務局は23日、中央政府が香港に寄贈するジャイアントパンダのペアが、26日に四川省の臥竜から成都を経て専用機で香港入りすることを発表した。特区政府は、空港で引き渡しの式典を行うとともに、寄贈を前に行われた「パンダ命名イベント」の結果を発表することになる。新華通信社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
香港海洋公園の関係責任者の話によると、今回のパンダは、1999年にパンダ「佳佳」と「安安」が中央政府から香港に贈られたの時の前例を参考にして運ばれる。
専用機が香港に到着後、特区政府の漁農自然保護署(Agriculture, Fisheries and Conservation Department)の獣医が機上で初歩的な検査を行い、パンダの健康状態が引き続き輸送に耐えうるかどうかを診る。パンダが海洋公園に到着してのち約30日は隔離し、その間に専門家が体重、食事と休息時の状態などを観察して、2頭の健康と適応状況を把握する。
海洋公園はこれを前に、「佳佳」と「安安」の住んでいるパンダ館で部屋の拡張や隔離壁を作る工事が行われ、新参のパンダの仮住まいのために場所を確保する。新しいパンダ館は2008年に完成する予定。
写真:無邪気に遊ぶ香港に贈られるジャイアントパンダのペア。
「人民網日本語版」2007年4月24日