山東省衛生庁の報告によると、臨沂市で手足口病患者が5月20日までに981例確認されており、609人が快復したものの、1人が死亡している。
4月下旬から同市では手足口病が流行し始めた。山東省の各級政府と関連機関はこれを重視し、山東省衛生庁が専門家チームを3回にわたり派遣、現地で予防と治療を指揮した。
山東省の求めに応じ、臨沂市は手足口病(平時は法定伝染病に指定されていない)の流行状況についての報告制度を立ち上げた。20日の市全体で新たに確認された手足口病患者は61例だった。20日には27人が入院し、53人が快復、現在入院しているのは191人という。
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手足口病:
手・足・口に発疹を生ずるウイルス性感染症。5歳以下の幼児によく見られる。伝染病としてはそれほど深刻なものではなく、通常5~7日で症状は治まる。
「人民網日本語版」2007年5月22日