零点研究諮詢集団が発表した都市部の一般市民への訪問調査で、「興味深い」現象が広がっていることがわかった。それは、子どもたちは「学習塾へ行く」のに忙しく、保護者たちは子どものための「支払い」に忙しいというものだ。「中国青年報」が伝えた。
今回の調査は2007年5月に、多段無作為抽出により選ばれた、北京、上海、広州、武漢、長沙、西安、成都、哈爾濱(ハルビン)の8都市の1456世帯を訪問して行われ、対象者はその世帯の中の18~60歳の人々。
同調査では、都市部の大部分の子どもたちは4歳になると、「学習塾へ通う」忙しい生活が始まることがわかった。この調査が関わった4歳から12歳までの子どもたち245人のうち、51.6%が課外の学習塾またはお稽古事に通っており、その中の3割近くが2つ以上の塾に通っているという。子どもたちが毎週これらの塾に行くために使う時間は平均3.71時間にのぼっている。
また、年齢が高くなるにつれて、「学習塾族」になる子どもたちはますます増え、10歳~12歳の小中学生の61.9%が塾に通うようになる。
調査した8都市で12歳以下の学習塾へ通う児童を持つ家庭では、毎月塾に支払う費用が平均約200元になることがわかった。
「人民網日本語版」2007年5月30日