陜西省延安市で開かれている全国農村映画活動会議によると、中国は今後3年をかけて、農村地域に質が高く、速くて便利なデジタル映画の上映を普及させていく。広く農村部をカバーするデジタル映画サービス体制を確立し、2010年には全国各村で月に1度の映画上映ができるよう目指す。
「農村映画改革発展・デジタル上映テスト活動」は06年に浙江、陜西、広東、河南、江西、湖南、吉林、寧夏の8省(区)・16市で始まり、成果を収めた。07年にも上映回数を増やす活動は少しずつ進めていき、全国の行政村の60%をカバーする計画となっている。その後も年ごとにカバー範囲を拡大し、10年には全国各村において月に1度の映画上映ができるようにする目標。上映回数の増加にかかる経費は、西部地域については中央政府が80%を、中部地域については同50%を負担し、東部地域については地方政府が自力で解決することとされている。
「人民網日本語版」2007年5月31日