日本の東京入国管理局の最新統計によると、中国籍を持つ在日華僑の中で、20歳から39歳までのいわゆる結婚適齢期にあたる人たちは68%を占める。また、中国と日本の関連調査では、近年、両国共に若者たちの平均結婚費用が年々上昇していることが明らかになっている。在日中国人は結婚するとき、いったいどれぐらいの費用を使うのだろうか?
「中文導報」のネットによる調査では、在日中国人の25%が結婚費用に1500万円以上を使うとしており、第1位になっている。しかし、その中の大部分のカップルは住宅の購入費用もコストとして計上している。結婚費用が100万円以下の人は22%で第2位になっており、その大部分は結婚式を行わないか、行っても簡単なものにしている。200万円から400万円をかけるというのが18%で、そのうち大部分は日本あるいは中国の伝統的な結婚式を選んでいる。
在日中国人を対象にしたブライダル会社・「歓喜」婚慶公司は、これまで200組近い在日中国人カップルの婚礼を引き受けてきた。同社の責任者の話によると、日本で結婚式をすることを決めた在日中国人カップルは、大きく2つに大別できる。一つは、二人とも中国人で、来日してからかなり経っており、日本の同僚、友人、親戚が多く、日本の生活に慣れていて、日本の結婚式やそのサービスを好んでいる場合。もう一つは、日本人と中国人が結婚する場合だ。
同社の責任者はまた、次のように説明した。
在日中国人が選ぶのは120万円から150万円ぐらいまでの結婚披露宴パックが最も多い。結婚式の中でも披露宴に使う費用が多く、宴会費用を除けば、50万円ぐらいで婚礼はできる。披露宴での食事にかかる費用は、招待客1人につき5千円~1万8千円とランクは様々であるが、在日中国人の場合は、8千円~1万2千円のランクが最も多く、招待客は50人前後が多い。また、日本での結婚式にはどのぐらいかかるのかについては、一項目ごとに取り上げて確認する必要があり、一項目だけが違っても、数十万円の差が出てくる場合がある。
「人民網日本語版」2007年6月5日