無錫市の飲用水の水質は現在、国家基準に合格しており、水源地の水質も主要指標がすでに汚染前の水準に戻っていることがわかった。専門家は10日、無錫市で現在の飲用水は、飲んでも発がんの危険性がないと指摘している。新華通信社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
環境保護総局はこのほど、中国科学院、同生態環境センター、北京大学医学部公共衛生学院、清華大学環境工程学部などに所属する専門家たちを集めて、無錫地区の飲用水水源の水質調査を行った。専門家チームは、太湖でこのほど異常繁殖した藻類はミクロキスティス(Mirocystis)だとし、中国科学院生態環境センターが9日、貢湖水源地で行った測定では、有毒藍藻(Microcystin)は1リットル中0.06ミクログラムで、中国の国家基準規定値である1リットル中1ミクログラム(WHO推薦基準と同一)を遥かに下回る。
専門家は、無錫の同水源地でこのほど採用された緊急処理技術は、微量の有毒藍藻でも効果的に除去できるもので、これにより現在の飲用水に発がんの危険性が増加するようなことはないと指摘した。
「人民網日本語版」2007年6月11日