中国青年報社会調査センターと騰訊網ニュースセンターが先週行った世論調査で、回答者4834人中、88.1%が「地球温暖化の傾向をすでにはっきりと感じている」と答え、84.6%が「地球温暖化はすでに世界全体が直視しなければならない緊迫した問題となっている」と答えた。「中国青年報」が伝えた。
環境保護と経済発展の両立問題に対する、回答者の姿勢は極めて明確だ。85.1%が「省エネは良いことであり、わが国が義務を積極的に履行していることの現れ」と回答。反対に「省エネは経済発展に影響を与えるおそれがある」との回答はわずか2.7%だった。「環境問題改善の鍵は誰にあるか」との問いには、60.3%が「政府」と明確に回答した。政府以外では「1人1人の市民」(21.4%)が、「企業」(18.3%)を上回っている点が注目される。
多くの回答者が自分の「環境保護的でない行為」を真剣に再考している点も興味深い。62.5%が「プラスチック包装袋が好き」、62.4%が「外出はいつも自動車」、53.4%が「エアコンの設定温度は低すぎるくらいが好き」、40.4%が「いちいち照明を消さない」と答えている。「環境保護に反する行為は何もしていない」との回答は9.4%に止まった。
「人民網日本語版」2007年6月12日