中国人事科学研究院がこのほど発表した「中国人材報告」によると、中国では今後20年間に航空関連の人材が最低でも24万人必要になるという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
数年来、国内の航空各社は大規模な人材募集活動を相次いで展開し、操縦士、客室乗務員から整備士、地上勤務者まで幅広く募集してきた、大手航空会社は操縦士の募集に力を入れており、月収2万元の条件を提示している。
現在、国内航空各社の操縦士の90%以上が中国民航飛行学院の出身者。育成訓練に莫大な費用がかかること、制約の多い職業であること、育成モデルが画一的であることなどから、大陸部では操縦士が常に不足気味で、職業上の流動性が低い。
中国民用航空総局人事教育司の宇仁録司長によると、大陸部の操縦士不足を解消するため、民航総局は飛行学院への支援を強化し、従来モデルによるさらなる人材育成を推進すると同時に、新たなメカニズムを作り出し、操縦士育成への各方面の参加を奨励し、公開され、市場化の進んだ新たな人材育成モデルをうち立てるとしている。
「人民網日本語版」2007年6月18日