▽株式は活況、至るところに投資チャンス
アジア金融危機や新型肺炎(SARS)流行などの衝撃を経ながらも、香港株式市場は香港経済と同様に、不振から繁栄への道を歩んだ。主要指標のハンセン指数は1997年7月の15196ポイントから2007年6月には21017ポイントまで上昇。ハンセン中国企業株指数(H株指数)は97年6月の1015ポイントから07年6月には11443ポイントにまで上昇した。97年に4兆香港ドル前後だった時価総額も07年6月には15兆香港ドル余りに膨らんだ。
今の香港にはさまざまな投資商品があり、至るところに投資機会がある。香港に数百万人いる個人投資家は1189銘柄に投資でき、ワラントも2725種類が上場されている。このほか、数百種の債券、ファンド、外国為替商品などが幅広い投資先を提供している。
昨年、中国銀行、中国工商銀行が香港市場に上場し、100万人を超える香港人が株式公募に申し込んだ。新規株式公開(IPO)時の凍結資金規模は過去最高を記録した。工商銀行は世界最大級のIPOとなり、新規上場による資金調達額は初めてニューヨークを抜き、世界2位に浮上した。本土系企業は時価総額で香港市場全体の半数、売買代金の60%を占めるに至っている。
「人民網日本語版」2007年6月22日