欧州委員会は22日、香港に関する年度報告を発表、1997年の香港の中国復帰以来、「一国二制度」の原則は尊重を得られ、運営も良好だとの見解を示した。
欧州連合(EU)香港事務所から22日に入手した同報告によると、EUは一国二制度の原則を支持し、香港特別行政区が経済、貿易、財政、金融および監督・管理などに関して引き続き高度な自治を享受することを支持し、香港市民は香港自身の法制度、私有財産権、言論の自由および市場経済システムから利益を得ることを支持するとコメントされている。
同報告は「香港はEUの重要な貿易パートナーであり、1997年以来EUと香港は経済、管理、教育、社会、文化などの分野で関係を持続的に発展させ、双方は実務的関係を維持している」とした。
欧州委員会は2006年10月、「EU、香港・澳門:2007~2013年の協力契機」と題した文書を制定し、12月に欧州連合理事会を通過した。EUは同文書で、貿易と関税、金融、民間交流、交通、環境、衛生および食品安全の7分野で香港、澳門(マカオ)との関係を強化していくと表明した。
「人民網日本語版」2007年6月23日