25日午前、公安部は記者会見を行い、蔡愛山による多国間麻薬密売の犯罪事件の解決情況を公表した。公安部事務室の武和平副主任・報道官は席上で、今回の犯罪は、公安部麻薬取締局の統一的なリードのもとで、福建省公安部麻薬禁止部門の調査を通じて、香港とフィリピンの警察当局、広東省及び北京市の公安機構など多方面の協力によって解決された特大級の多国間メタンフェタミン密輸事件であることを明らかにした。
香港警察局麻薬調査課の林曼茜高級警察官も記者会見に出席した。中国内陸部と香港の協力のもとでの麻薬関連犯罪の取締りに関しては、林警察官は次にように述べた。
香港警察局はかつてより、公安部麻薬取締局及び各省・直轄市の警察当局とは、麻薬犯罪事件の解決などについて、密接に交流・協力しあってきた。今回の蔡愛山の犯罪事件の解決も例外ではない。現在、多くの犯罪者は香港に視線を向けており、今後、香港側は入手した情報をいちはやく公安部に報告し、公安部との対策面での交流や積極的な協力を目指している。
今回の蔡愛山事件の解決は、公安部の積極的なリード、国際的な協力、情報の正確的な交流などと密接な不可分である。「蔡愛山事件は、多国及び地域間協力及び情報交換の重要性を裏づけるものであり、将来の麻薬密輸の取締りの方向を明示化している。」
「チャイナネット」2007年6月26日