多くの人が帰宅する26日午後7時、湖南省長沙市芙蓉区の裁判所の明かりがあかあかと輝いていた。裁判長がハンマーを打ち下ろし、「開廷」の声が響いた。今回の審理は、ある団地の不動産会社と所有者委員会の管理費用返済遅延に関する案件だった。「瀟湘晨報」が伝えた。
訴訟当事者が日中に裁判所へ出廷することは、時間の都合上難しいことが多い。芙蓉区裁判所はサービス改善のため、「夜間提訴」「夜間法廷」サービスを開始した。同裁判所は毎週火曜日から木曜日の午後7時~9時を提訴受付時間とし、日中時間がない人はこの時間に裁判所に提訴することが出来る。
同裁判所では夜間、週末の開廷申請にも比較的緩い規定を設けており、一般的な民事訴訟であれば申請することが出来る。
「人民網日本語版」2007年6月28日