西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)市で28日に開かれた全国統計部門西蔵対口支援(経済の発達した地域が発達の遅れた地域を1対1で援助する制度)作業会議で明らかになったところによると、中国共産党中央委員会と国務院が1994年に第3回西蔵作業座談会を開いて以来、全国から同自治区へ送られた支援金は約64億元に達し、同自治区の発展の基礎を固めた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同自治区中国共産党委員会のカク鵬・副書記(人民政府常務副主席)は、「第3回西蔵作業座談会で『対口支援』が決定されて以来、対口支援を行う全国17省・直轄市、59の中央国家機関部門・委員会、17の国営大企業が2892人の幹部を西蔵に派遣した。支援金は64億元に達し、支援建設プロジェクトは1698カ所に上った」とし、また「中央政府からの関心と、全国からの支援により、西蔵の都市・農村部の状況は大きく改善し、各民族の物質・文化的生活水準が向上し、西蔵の改革開放と近代化建設を速めた」と述べた。
統計によると、同自治区全体の国民総生産(GNP)は2006年、前年同期比13.4%増の290億500万元に達し、成長率は10年来の最高を記録した。農牧民の1人あたり純収入は2435元(同17.2%増)で、4年連続で2桁成長を遂げ、伸び幅は20年来の最高を記録した。
「人民網日本語版」2007年6月29日