蒙古族の若者の間で今、休暇を利用した日本語の学習が盛んになっている。「モンゴル語と日本語は文法が近く、わりと簡単に学べます」と言うのは、内蒙古自治区の高等教育機関で教師を務める蒙古族の女性・薩日娜さんだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
薩日娜さんは毎週2回、呼和浩特(フフホト)で夜間に開かれている日本語学習機関に通う。
モンゴル語を習ったことのある人は日本語の文法に簡単に慣れることができ、さらに日本語は漢字も使う。このため内蒙古に住む多くの蒙古族の若者達は、日本語を第一外国語とし、日本を留学先にと考えている。
内蒙古の各地では最近、社会各層に向けた日本語学習機関が多く登場した。なかでも大学生や訪日留学生向けの班が一番人気だという。内蒙古自治区錫林郭勒(シリンゴル)盟の職業学校で日本を教える朝楽蒙さんによると、同校の日本語訓練センターでは、年間150人以上の訪日留学生が育成される。
「人民網日本語版」2007年7月2日