16日午前、日本中部の新潟県ではマグニチュード6.8の強い地震があり、これまでに、死者は7人、負傷者は830人で、数百棟の家屋が倒壊したほか、原子力発電所では火災が発生した。
地震がおきたのは、16日午前10時13分ごろで、その後、余震が相次いだ。気象庁によると、この地域では、強い余震が発生する可能性がある。この地震では、70歳以上のお年寄り7人が死亡し、数千人の住民が避難している。在日本中国大使館の情報では、地震で負傷した中国人はいないという。
この地震のため、東京電力柏崎刈羽原子力発電所では、3号機の変圧器から火が出たほか、6号機からは放射性物質を含んだ水が海水中に漏れ出したが、環境に対する影響はない。また、新潟県とその周辺の新幹線は一時運休し、一部の高速道路も通行止めとなっている。
日本政府は、首相官邸の危機管理センターに対策室を設置し、安倍晋三首相も被災地に向かい、陣頭指揮を執っている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2007年7月18日