上海市では、2010年までに地下鉄博物館の建設が計画されている。そのもっとも大きな特色は、各種の突発的な事故に備える訓練が行えることだ。このほど開かれた「2007年上海-台北都市発展と軌道交通の研究開発フォーラム」で明らかにされた。長期的な計画によると、上海市は将来、市内中心部の旅客輸送の60%以上を軌道交通によることにしている。上海申通地鉄集団有限公司の張焔・副総裁は、軌道交通路線の増設と乗客数の増加の伴い、危険をいかに効果的に避けるかが需要な課題となってきていると指摘した。
また、地下鉄博物館では、地下鉄建設の歴史や最新の科学技術を紹介するだけでなく、メイン展示ホールが突発事故の緊急訓練の場所となる。市民は同博物館を参観した後であれば、各種の事件に対応できる力がつき、危険発生時には迅速に逃避できるようになる。
「人民網日本語版」2007年7月23日