オフタイムを利用して「アルバイト」をするホワイトカラーが増える一方という。ある調査によると、ホワイトカラーの73%が現在兼職をしている、あるいは兼職を計画している。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
ある工芸品輸出入会社で働く楊さんは週3回夕方、「語学教師」となり外国人に中国語を教えている。「アルバイト」的発想で外国人の友人の中国語学習をサポートする仕事を始めた。一人当たり1コマ平均50元の授業料を取り、6~7人の学生を同時に教える。この副業によって、月約4000元の追加収入が得られる。多くの求職サイトの「兼職」欄を見ると、1万件を上回る求職情報が、楊さんのような「アルバイト」を提供している。もちろん、これらの「アルバイト」は主に、自宅でのピアノ教師、外国語翻訳、ヨガ講師、プランナーなど「技術価値」が高い分野に集中している。
「51job」サイトはこのほど、ホワイトカラーを対象とした調査結果を発表した。これによると、調査対象者となったホワイトカラー1934人の73%が現在兼職をしている、あるいは兼職を計画しており、兼職は考えていないと回答したのはわずか27%だった。このうち、「アルバイト」の最大の目的として収入増を挙げたのは34.3%、趣味や特技を生かし、生活に楽しみを見出すためという人は37%、兼職が今後の転職のための準備となると捉えている人は19.4%だった。
「人民網日本語版」2007年7月27日