現在、中国の結婚適齢期の人口構成は男性が女性を1800万人上回っており、2020年には20~45歳の人口構成で男性が女性を3000万人上回ると予測される。
中国計画出産協会の姜春云会長は21日の全国省級会長座談会で「中国の出生性比(女児100人に対する男児の数)は上昇し続け、すでに全国で119(正常値は103~107)を記録し、正常値との深刻な乖離を見せている」と指摘した。
国家人口・計画生産委員会の張維慶主任も同座談会で「1980年代以降、中国の出生性比は高いまま下がらず、すでに出生性比が世界で最も高く、また最も長くその状態が続く国となっている。これは社会の安定と調和に影響を与える」と述べた。
国は人口・計画生産事業が抱える深刻な現状と困難な課題を直視し、その悪化を防ぐための措置を講じる方針だ。国家人口計画生産委員会・中国計画生産協会などの部門は、各種の措置を講じ、伝統的な男尊女卑意識の打破に努め、出生性比の偏りを是正していく。
「人民網日本語版」2007年8月22日