コロンボで開催されていた第8回アジア太平洋地域エイズ国際会議(ICAAP)は23日、5日間の日程を終えて閉幕した。会議は「コロンボ宣言」を採択し、警戒の維持と予防事業の強化、域内のHIV感染拡大防止を訴えた。
コロンボ宣言は「全体的に見て、エイズはアジア太平洋地域でなお拡大を続けており、感染率の低さと発症例の減少は、決して油断の口実にはならないし、これをもってエイズ予防面の投入を削減することはなおさらできない。さもなくば状況は急速に逆転するだろう」と指摘。
また、アジア太平洋地域のエイズ予防について▽エイズ発症率の低い国・地域はエイズ予防を発展する問題として捉え、関係各方面は低発症率国・地域への支援を継続しなければならない▽本人の意思に基づくエイズ相談・検査を推進し、各種の障害を排除し、すべての人がエイズ予防・治療サービスを受けられるようにする▽エイズウイルス感染者に生殖健康サービスを提供し、児童婚や性別に基づく暴力を防止する――ことを求めている。
「人民網日本語版」2007年8月24日