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北京、高齢者の「渡り鳥」式介護実施へ

今後北京では高齢者が異郷での介護地を選べるようになる。季節に応じた場所で越冬、避暑ができるほか、当地の観光地を訪れることができる。中国社会工作協会は8月31日、全国で30カ所の第一弾移動式養護システム施設を発表した。北京市では海淀区四季青郷敬老院、朝陽区天楽老年マンションなど4の施設が加盟している。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。

関係責任者によれば、人々の観念の変化に伴い、北京の高齢者はすでに市内の養護施設だけでは満足できず、「渡り鳥」式介護が人気を呼んでいる。例えば冬には海南島に渡り、夏は東北で過ごすといった具合だ。

現在旅行に行く大部分の高齢者は現地のホテルに泊るか、親族の家に泊る。しかしホテルは高齢者の突然の病気に対応するような施設がなく、専門の介護士もいない。高齢者の健康をいかに保障するかが家族の心配となっていた。

高齢者の移動式養護の需要を満たすために、中国社会工作協会老年福利服務工作委員会は全国の移動式養護システムに加盟できる施設の確認作業に乗り出した。第一弾として認定された30の養護施設は各都市、観光地に分散した公営、私営の施設で、申請、選考を経て認定された。

「人民網日本語版」2007年9月1日

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