中国の回良玉副総理はこのほど、農民優遇政策を確実に実施し、食糧の安定生産と農民収入の持続的な増加を促さなければならない、という指示を出した。
これは、回良玉副総理が中国西南部の貴州省で、農牧業や貧困扶助と生態保護の整備状況などを視察した際、述べたものである。
その中で、回良玉副総理は「農村部の良好な発展ぶりを維持するために、鍵となるのは農民に対する優遇政策を確実に実施することにある。当面は秋の取り入れの穀物と牧畜業の生産に力をいれ、豊作と農産品の市場供給を保障しなければならない」と指示した後、「地元の特色のある農業を発展させると同時に、施設などのインフラ整備をも強めるべきである。そのほか、耕地を林地に戻し、天然林の保護や土地の砂漠化防止などの生態プロジェクトを行い、自然保護区を設置して生物の多様性を保護すべきだ」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」 2007年9月10日