中国気象局によると、熱帯低気圧のWIPHAが19日18時に安徽省に上陸し、20日朝には、北東方向へ向かい江蘇省に上陸、明日午前には黄海上空に進むと予測されている。
地方の民政部門の報告によると、19日18時までに、浙江省、福建省、上海市、江蘇省などでは、268.8万人を緊急に避難させ、5人が死亡、3人が行方不明。崩壊した家屋は約9600軒、損害を受けた家屋は4.2万軒で、被災による直接的経済損失は66.2億元。
9月18日、浙江省温嶺の石塘鎮の巨大な波
現在、WIPHAは弱まり、1時間20キロのスピードで北西やや西方向に移動し、浙江省温州、麗水、金華、紹興などを通過して北上する見込みである。
9月19日、上海市の洪水防止用主要パイプの浚渫状況を調べている上海都市排水会社のスタッフ
9月19日、上海気象台の最新情報によると、強い台風WIPHAは引き続き上海に接近しており、上海の西から北上し、上海に最も近づいた時、その距離は100キロしかないと見られる。現在、上海市の関係方面は全力を挙げて台風対策に取り組んでいる。