北京で今年上半期に新たにエイズウイルス(HIV)に感染していると診断された患者は、563例だった。19日に開かれた第2回アジア地域「運動でエイズ予防を」シンポジウムで、北京性病エイズ予防・治療協会は、北京のエイズ発生状況は楽観視できないとの見解を示した。「新京報」が伝えた。
同協会の関宝英副会長によると、今年上半期に北京で新たなHIV感染者が563例報告され、うち市外からの流動人口が432例、76.7%を占めた。ほかは北京市民が120例(21.3%)、外国人が11例(2%)。
北京でのHIV感染報告数は、年間50%の勢いで増加している。昨年は1月~10月までに633例が新しく報告されたが、今年は上半期だけで563例。感染グループは青壮年が主で、性別では男性が明らかに多い。
「人民網日本語版」2007年9月20日