広州・香港・英国の共同研究による「広州生物庫隊列研究」(略称:生命銀行)の記者会見がこのほど、広州第12人民医院で開催された。「信息時報」が伝えた。
同研究のリーダーを務める市第12人民医院の江朝強・主任によると、2003年から2006年まで、広州市各区・県で年齢50歳以上の非喫煙者1万5379人を含む2万430人の広州市民を対象に調査を行ったという。調査後、国際的に通行する肺機能検査に基づき分析を進めた。
研究によると、毎週40時間以上の受動喫煙が5年以上続いている人が慢性閉塞性肺疾患(略:COPD)にかかる危険性は48%増加する。咳と喘息の症状を呈する危険性も、それぞれ15%と19%増加する。これらの人々は主に職場や家庭で受動喫煙していた。これに基づいて推算すると、中国の50歳以上人口2億400万人のうち、約190万人が受動喫煙によってCOPDを患い、死に至る可能性がある。
受動喫煙は2020年には、主な死亡原因第3位となると予想される。中国での受動喫煙による死亡者は年間10万人、うち45%は慢性肺疾患による。
「人民網日本語版」2007年9月25日