在オランダ中国大使館によると、化学兵器禁止機関(OPCW)の薛捍勤常駐代表(駐オランダ大使)は25日、ハーグで開かれたOPCWの第50回執行理事会で、旧日本軍の遺棄化学兵器処理には一定の進展が見られるが、これまでに廃棄処分されたものは1基も無いと述べた。「新京報」が伝えた。
薛代表は、中国は日本に対し、いっそうの緊張感を持って、作業速度を速め、遺棄化学兵器処理について安全に、徹底的に、即座の廃棄を確保するよう懇請する。中国はこれまでと同様に全力で協力していく。
また薛代表によると、中国は加盟国で最多の105回の工業視察を受け入れた。中国は継続視察を最も早くから受け入れた国の一つで、サンプル採取・分析を伴う現場視察を受け入れた最初の国の一つでもある。
「人民網日本語版」2007年9月27日