中国の胡錦涛国家主席は2日上海で、「2007年スペシャルオリンピックスの主催を通じて、全世界に中国を知ってもらい、中国と全世界の人々の友情を深めることを希望する」との考えを示した。

これは、胡錦涛国家主席が国際スペシャルオリンピックス委員会のシュライバー会長と会見した際、述べたもので、胡錦涛国家主席はまた、「中国政府は一貫して、知的障害者を含む障害者事業の発展を重視しており、その各権益の保護に尽力している。中国は、今回のスペシャルオリンピックスを機に、障害者事業の発展を促進していきたい」と述べた。

知的障害者のスポーツ大会「第12回スペシャルオリンピックス夏季世界大会」が2日から11日まで上海市で開催される。同大会がアジアで、また発展途上国で開催されるのは今回が初めてであり、中国にとっては参加国（地域）数や参加者数がこれまでで最も多い総合的なスポーツイベントとなる。

今大会には164カ国の代表団が参加し、参加選手は7291人、コーチは2302人に上る。選手の最年長は69歳、最年少は8歳だ。

「中国国際放送局　日本語部」より　2007年10月2日