重慶市の婚姻登記センターでは国慶節前に「結婚ブーム」が出現したが、国慶節が終了した次の日には「離婚ブーム」が現れた。「重慶晨報」が伝えた。
○バツイチ夫婦、毎日けんか
陽光城江北区にある結婚登記所では8日午前11時40分、職員は目が回る忙しさだった。登記台の前にはカップル10組が結婚証明書の手続きを待っている。カップルの顔には幸せそうな笑顔が溢れていた。
一方離婚登記所では、まもなく離婚する市民が涙で目を腫らしていた。35歳の朱さんは、今年の国慶節期間には夫とはどこへも出かけず、毎日けんかばかりしていたという。
資料によると、夫婦ともに離婚経験があり、バツイチ夫婦に属する。
○熟年夫婦、どうしても離婚
8日、すでに退社時間である正午12時半、渝中区と南岸区の離婚登記所の職員はまだ離婚手続き行っていた。
羅さん夫婦もそのうちの1組。羅さんの自宅は大渓溝にあり、子供はすでに結婚して孫もいる。羅さん(67歳)はなぜ離婚するのかについて、「不仲になってもう長い。お互いが我慢してきたと言うが、もう限界」と話した。
○1日に350組が離婚
朱さんと羅さんのように離婚を選ぶ夫婦は8日に350組以上いた。この数字は平日の2倍。南岸区の婚姻登記センターの岳文主任によると、国慶節の大型連休には、夫婦双方が自分の生活をもう一度見つめ直す時間があり、離婚するかどうか日頃は迷って決めかねている夫婦が決断を下すのだという。また祝日前に離婚を決めている夫婦も多いが、お年寄りや子供が、家族が揃った連休を過ごせるように連休後の離婚を選択したのだという。
「人民網日本語版」2007年10月9日