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皇帝溥儀自伝が相続人のいない財産の認定請求へ



  清朝最後の皇帝・溥儀の著書「わが半生」が、継承者がおらず、亡くなるときに遺言書もなかったため、相続人のない財産に申請された。同書の出版社・群衆出版社はこのほど、北京市の西城裁判所へ同書を相続人のない財産とする認定請求を提出した。西城裁判所は9月25日、相続人公告を出し、公告日から1年以内に相続人が現れない場合は同書は国有となり、今後収益は国に入ることになる。「京華時報」が伝えた。

  群衆出版社は60年代に、国の関係部門の指示に従って溥儀の著書「わが半生」を出版、社会で大きな反響を呼び、好評を得た。1967年に溥儀が亡くなり、同書の著作権が溥儀の夫人・李淑賢氏に受け継がれた。1997年に李氏も亡くなり、李氏には子供がいないために相続人がおらず、また亡くなる時に遺言書もなかった。そこで群衆出版社は裁判所に「わが半生」を相続人のいない財産として認めるよう請求した。

  写真(1):溥儀の自伝

  写真(2):清朝最後の皇帝・溥儀

  「人民網日本語版」2007年10月10日
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