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お洒落無縁・恋愛放棄の「干物女」、都市に出現

「お見合いもせず、このまま独身を続けるつもり?」母親にこのように言われた張薇さんは電話を切り、宿舎に戻った。彼女にとって、彼氏とデートもせず、アフターファイブは家で漫画を読む日々は、すこぶる楽な生活なのだ。彼女が10日、国内のメジャー掲示板「百度」で「干物女」度チェックをしてみたところ、10のチェック項目中7項目に当てはまり、正真正銘の「干物女」になったと言えるようだ。「重慶晩報」が伝えた。

「干物女」はシイタケや干し貝柱のような乾いた女性のことで、日本から来た流行語のひとつ。「干物女」は、恋愛を基本的に放棄した、万事「楽が一番」をモットーとする若い女性を指す。「干物女」たちは、高校時代のスポーツウェア姿で、テレビやDVDなどを見ながら、休日の大部分を家でゴロゴロしてすごす。日本の漫画「ホタルノヒカリ」の女性主人公・雨宮蛍(27歳)の日常生活が原型となっており、張薇さんを含む多くの若いホワイトカラー女性の生活そのものだ。

今年26歳の張薇は、2年前に西南大学を卒業後、母校に残り教員を務めている。彼女の日常生活は、寮・食堂・教室3カ所の行き来のみだ。関わる人は少なく、家でテレビを見て本を読み、何となく時間をつぶす。週末に同級生の集まりに招かれても、ほとんどの場合断る。その理由は、「外出があまりにも面倒」が一番で、「家にいる格好で出かけられないどころか、一応身支度を整えなければならない」ことがそれに続く。

週末に家で寛ぐ時間こそ、張薇さんにとって「ゴールデンタイム」と言える。家でゴロゴロ寝転び、寝たい時に寝て起きたい時に起き、髪の毛を無造作に束ね、本のページをめくり、テレビを見、ネットサーフィンしたりすると、一日はあっという間に過ぎる。お腹がすいたら普段着のまま付近の小さいレストランに出かけ、簡単な食事を済ませる。週末以外の平日で授業がない時はほとんど、「楽で簡単」をモットーに、宿舎で時間をつぶす。

都市部のホワイトカラー女性には、張薇さんのような「干物女」が実際極めて多く見られる。「百度」の掲示板では、「世の中にはこんなタイプの女性もいる」をテーマに、「干物女」の特徴10項目が取り上げられた。当てはまる項目が6つ以上あれば本物の「干物女」で、4つなら「干物女」予備軍という。

江北区の公務員・謝さんは、4つのチェック項目に当てはまり、「干物女」予備軍となった。商社グループに勤める明欣さんは、「『干物女』になることは恐ろしくもなんともない。社会的ストレスが多すぎる今、干物女の生活は、若い女性にとってリラックスできる好ましいライフスタイルだ」と語る。

栄格心理カウンセリング研究所の心理学専門家・楊旭輝氏は、「大きなストレスを受けている今の若い女性にとって、家で一人リラックスすることは、極端でない限り正常な行為と言える。ただし、『干物女』の条件を満たし、このような生活を心の底で恐れるようになると、心理的病気だと判断すべきで、心理カウンセリングを受けることも必要」と分析している。

「人民網日本語版」2007年10月12日

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