上海宝山区の宝蓮城プロジェクト工事現場で働く江蘇省南通市出身の鞠永祥さんのポケットの中には、一枚の「建築労働者情報カード」が入っている。彼は毎日、このカードを身につけて仕事に出てくる。「情報カードがあれば自分が毎日どれぐらい稼いでいるのかが分かり、権利や義務も一目瞭然だ」という。「新聞晩報」が伝えた。
上海市は今年末までには、上海の建築現場で仕事をしている農民工(農村からの労働者)40万人にそれぞれの情報カードを持たせ、来年から全面的に情報カードの使用を始める予定だ。同市の建築業管理部門の話によると、この情報カードは、建築現場の農民工の身分証、健康証、就業前研修証、職業資格証、学歴証などに等しいもので、それらの情報を「ポケット」の中に入れていることになる。
「人民網日本語版」2007年10月15日