10月17日は15回目の"世界貧困撲滅デー"である。中国の各地域では、ここ数年、さまざまな措置を通じて、貧困人口の減少に取り組んでいる。
中国南西部の貴州省は、今年下半期から、省内の「貧困人口」とされる255万人に対し、農村部最低生活保障を提供しており、これにより省内の農村貧困層の衣食住問題が解決されるとしている。
また中国北西部の甘粛省では、2000年に756万人だった貧困人口が2006年末時点で456万人に減少した。今年中にさらに59万人が貧困から脱すると見込まれている。
また、寧夏ホイ自治区の関係部局によると、同自治区では、貧困地域の支援と開発、産業の改善などによって、ここ5年で「貧困率」を1割減少させた。
さらに中国西部の陝西省では、この5年間で、貧困撲滅のための資金が78億元投入され、貧困人口が約4割減少したという。
「中国国際放送局 日本語部」より 2007年10月18日