中国民用航空総局は22日、西安で国際民間航空機関(ICAO)と「伝染性疾病の航空輸送を通じた伝播を防止する協力計画」(CAPSCA)に調印し、これにより乗客の飛行機を利用した旅行における衛生と安全を保証する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
CAPSCAの項目は、ICAO、世界保健機関(WHO)、国際航空運送協会(IATA)と国際空港評議会(ACI)など国際組織が伝染性疾病の航空輸送を通じた伝播を防止する協力行動であり、同計画では空港は飛行機を利用した旅行客の主要通過点であり、伝染性疾病の航空輸送を通じた伝播を防ぐための重要地点であると見なす。同計画は国際空港における防止・抑制措置に評価を加え、鳥インフルエンザ及び類似した伝染病が旅行客を通じて伝播する危険を減らす。
中国民航は経験豊富な航空医学者2人をICAOの技術協力局が設立した伝染病を防止・抑制する専門家グループに派遣、アジア太平洋地域の空港における伝染性疾病の防止・抑制措置への評価業務に参加しているという。
また、CAPSCAの求めに応じ、北京首都国際空港、上海浦東国際空港と広州白雲国際空港は、それぞれICAOの評価を受ける。
「人民網日本語版」2007年10月23日