専門サービス会員は高所得者層
この結婚相手のヘッド・ハンティング会社の首席ブライダルコンサルタント・王子夜さんによる説明は次の通り。
私が世間で言われる結婚相手のヘッド・ハンターです。弊社のクライアントは全て高所得者層です。弊社の男性クライアントの条件は、200万元以上の資産を有することで、男性クライアントは契約時に、固定資産や流動収入などの資産調査証明書類を提出しなければなりません。女性クライアントに対する条件はやや緩く、学歴なども不問ですが、結婚したいという強い希望を持っていることが条件です。弊社の女性クライアントのほとんどは高学歴で高収入です。というのも、彼女たちは毎年1万元の会費を納めなければなりません。適当なパートナーにめぐり合い、結婚することになれば、さらに1万数元の「成約金」を支払う必要があります。
王さんによると、同社の紹介サービスによって、2005年から現在に至るまでに700組のカップルがゴールインしたという。
クライアントのデートに同席
クライアントが入会条件をクリアして無事入会すると、会社はクライアントの「お相手との相性システム評価」や「結婚価値分析」など約10種類の心理・感情テスト結果を分析、それにもとづき、クライアントに対する適切な心理面での調整を行う。その後、会社のスタッフは、クライアントの各種デート・イベント行事参加に同伴する。
たとえば、条件面でごく普通の女性が億万長者をパートナーに希望した場合、会社はその女性の心理分析を手伝い、条件を調整する。王さんによると、クライアントの結婚観に対する調整は通常、最低2回以上行われるという。
このほか、お洒落が得意でないクライアントの外観イメージ作りを手伝い、街で一緒に買い物をし、美容院に連れていく。ヘアスタイルや服装イメージを変えることは、クライアントにとって「必須科目」だ。言葉遣いや態度が冴えない、内向的なクライアントがいれば、会社はデートにも同席し、彼らと一緒にお喋りしながら、彼らができるだけリラックスできるようリードして、場が白けたり固まったりすることのないよう配慮する。
クライアントのデートに同伴する必要がなくなっても、彼らがデートでの話題に不自由しないよう、会社は「相手に受ける笑い話」を準備し、オンラインで小テストを出題する。王さんは笑いながら、「まるで親が大きい子供の面倒を見るのと同じですよ」と語った。