中国湖南省の湖南大学で28日開催された「現代竹構造国際研究討論会」(共催:湖南大学、南カリフォルニア大学、大分大学、国際竹・藤ネットワーク)の中で、湖南大学土木工程学院の肖岩院長率いるプロジェクトグループが、中国各地及び米国・日本・インドなど10カ国余りから集まった数十人の専門家に、竹材を使用した橋梁建設について研究成果を発表した。「長沙晩報」が伝えた。
プロジェクトグループは10月中旬、一年近い研究開発を経て世界初となる車の通行が可能な竹橋を湖南省耒陽市に完成した。11月20日の開通予定で、農村の道路として利用される。橋の長さ10メートル・幅3.5メートルで、10メートルの竹材9本を使って建設された。8トンの荷重に耐えられるように設計されているが、一時的には90トンの耐荷重能力があり、耐用年数は20年。肖院長によれば「竹製橋梁は建設コストが鋼鉄製橋梁の半分。コンクリート製よりも工事期間が短く汚染も少ない」。竹材が新しい建築材料として注目されている。
写真:海外からの専門家もカメラを構えて興味津々
「人民網日本語版」2007年10月29日