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広州に「心理危機援助センター」 医師の自殺率高
発信時間: 2007-11-01 | チャイナネット

「広州心理危機研究援助センター」が30日、広州市脳科センターに開設された。心に悩みのある市民は、24時間つながる「心理ホットライン」に電話をし、専門の心理カウンセラーに心の問題について無料で尋ねることができる。サービスが開始した朝8時から同センターの電話は鳴り止まず、一日目だけで88件の相談が寄せられた。「新快報」が伝えた。

広州市脳科医院の副院長で同センターの責任者である李潔医師によると、自殺率の最も高い職業は医師や看護師だという。デンマークで行われた55の職業に対する調査では、医師と看護師がそれぞれ自殺率の1位と3位に入っている。激しいストレスや過度な疲労に陥りやすいこと、成功率の高い自殺方法を選びやすいこと、自らの精神衛生に注意を払わない傾向があることなどが原因と見られる。

脳科医院の研究チームは今後、医師・看護師を重点的にケアしていくほか、出稼ぎ労働者や大学生、女性、子供、老人など自殺率の高い傾向にあるグループの心理問題にも注目していくことにしている。また、心理援助センターでもカウンセラーのための学習会や交流会を毎月開き、カウンセラー自身の心の問題を見落とさない対策を取っていく。

「人民網日本語版」2007年10月31日

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