中国で「国考」と呼ばれる国家公務員試験のネットでの受験申込受付は、2日の24時をもって終了する。「北京晨報」が伝えた。
1日夜までに、申込者数が1千人を超えるポストも多く見え、農業部の人気ポストでは募集者数に対する申込者数の倍率が3千倍に上るところもある。この一番人気なのは農業部弁公庁の「総合処科員」。求められる専門が経済学・管理工学・法学・農学などと広く、さらに大学本科卒で受験可能であり、共産党籍の有無や基礎的業務経験に制限が設けられていないなど条件が緩いことから、採用1人のところに3千人が応募する事態となっている。倍率は昨年もほぼ同じだったという。
従来はそれほど人気の無かったポストにも変化がある。水利、地震、気象などの部門はかつての応募者ゼロという寂しい記録に別れを告げた。黒竜江省地震局には採用1人のところに669人が応募、河北省気象局の倍率も354倍などと人気が出ている。
「人民網日本語版」2007年11月2日