福建省の福州税関は先月31日、郵便ルートによる海外の有名タバコ「SUPERKING」「LNB」などのニセ物20カートン(計541本)の輸入を摘発した。中国税関が「竜舟行動」をスタートして以来、福州税関が摘発した65番目の郵便ルートによる知的財産権侵害案件になる。税関総署が伝えた。
「竜舟行動」は中国税関が進めている国境地域での知財権保護活動で、規模はここ数年で最大だ。今年10月1日にスタートし、来年3月31日に終了する予定。
税関総署政策法規司の孟楊司長によると、「竜舟行動」と名付けた今回の知財権保護活動の展開は、一定期間に集中的に行われる整理活動を通じて、知財権侵害貨物の輸出を効果的にくい止め、「メードインチャイナ」の世界的名誉を守ることが狙い。税関は今後、知財権保護の取り組みの全面的強化のほかにも、リスク分析技術の利用、現代型税関検査設備の利用、コントロールやチェックの比率向上などの措置を通じて、貨物輸送や郵便、鉄道速達便などの手段を通じて米国、欧州連合(EU)、香港地区、アラブ首長国連邦(UAE)などに輸出される貨物の監督を強化していくとしている。
「人民網日本語版」2007年11月2日