国際航空運送協会(IATA)は5日から、全国の航空券販売代理店への航空券用紙の配布を停止した。すでに配布された航空券用紙はひきつづいて利用できる。これにより、国際便航空券は全面的に電子チケット化する。「北京日報」が伝えた。
昨年10月16日に国内線の航空券用紙配布が停止されてから今までに、国内線の航空券はほぼ100%、電子チケット化されている。今回の用紙配布停止により国際線の紙チケットも姿を消すこととなり、中国は、今年末から来年初めの間には、航空券全面電子化が実現された世界で最初の国となる。
IATAの計画によると、世界の航空業界では来年6月1日までに紙チケットの使用を停止する。これで毎年25億ドルに上る紙チケット販売のコストを削減できる見通し。
「人民網日本語版」2007年11月5日