成都市労働社会保障局によると、同市は都市・農村基本医療保険の全加入を全国に先駆けて実現した。養老保険、基本医療保険、最低生活保障を柱とする農村社会保障制度は、都市部の社会保障制度の水準に徐々に近づいている。成都市の規定では、土地を収用された農民はすべて養老保険に加入することができ、政府から20%前後の補助金を給付される。男性は60歳、女性は50歳から毎月300元近くの養老金を受給できる。
成都市の都市部と農村部の所得格差は02年の2.66:1から06年に2.61:1にまで縮まった。03年から06年にかけて、土地を失った農民と農村労働力の第2次産業、第3次産業への転職は、年平均10万5300人のペースで増加した。農業が大規模経営へ移行した後も農村に留まった農民は、たちまち「農業工場労働者」に転身した。
「人民網日本語版」2007年11月9日