旧日本軍の元兵士・塩谷保芳さんは、10月30日~11月6日まで山東省泰安市を訪れた。泰安訪問は18回目という。塩谷さんは泰安抗日烈士陵園で謝罪するとともに「謝罪侵略反省、中日友好親善」と書かれた碑を提供し、このような特別な方法で日本国民に中日友好に努力するようメッセージを発した。「斉魯晩報」が伝えた。
塩谷さんは山梨県出身の87歳で、現在は東京に住む。かつて日本軍第59師団45中隊に所属し、1942~1945年まで泰安に駐屯していた。この間に多くの中国人殺傷事件に関与したという。
塩谷さんは、侵略は中国国民に深く大きな被害を与えただけでなく、日本国民にも深く大きな被害を与えたとし、中国への侵略戦争を反省することで、中日両国民が調和共存し、世々代々にわたり友好関係を持つことが出来れば良いと述べた。
「人民網日本語版」2007年11月10日