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エイズ感染に大きな地域差
発信時間: 2007-11-11 | チャイナネット

中国エイズ予防治療協会の戴志澄会長は先ごろ、「エイズは、感染の危険性が高い一部のグループから一般の人々にまで広がってきており、その流行の範囲は広い。感染状況には大きな地域差が見られるため、地域に合った予防治療措置を採っていく必要がある」と指摘した。新華社のウェブサイト「新華社」が伝えた。

戴会長によると、河南省と雲南省では3万件を超える感染が報告され、広東省と広西チワン族自治区、四川省でも1万件を超えている。それに対して、西蔵(チベット)自治区や青海省、寧夏回族自治区、内蒙古自治区で報告された感染例は2000件に満たず、地域差の大きいことが見られる。エイズ予防治療活動の遅れは、危険性の高い地域に対する指導措置と宣伝活動がうまく働いていないこと、農村で衛生の基礎条件が悪い上に予防治療技術が不足していること、地方財政からの出資が少ないことなどによると考えられる。

新規感染の経路では、違法薬物摂取による感染(44.3%)と性交渉感染(43.6%)が多数を占め、採血・輸血による感染と母子感染はそれぞれ10.7%と1.4%だった。

「人民網日本語版」2007年11月11日

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