8日行われた「2007年首都人口発展フォーラム」で中国人民大学の人口問題専門家が発表した推計によると、北京市の人口は2020年に2141万人に達する見込みで、北京都市総体計画が2020年までの人口抑制目標として打ち出した1800万人をはるかに上回ることになる。「北京晨報」が伝えた。

同大学人口発展研究センターのタク振武教授によると、北京市・天津市・河北省地域においては、流動人口の流入による北京市と天津市の人口増加が比較的きわだっている。とりわけ北京の急速な人口増加は深刻で、出生率と平均寿命などに関する現在のデータを分析すると、2015年には1950万7500人、2020年には2141万2300人に達する計算となる。

専門家によれば、北京市・天津市・河北省地域の社会経済発展を保証するためには、地域の総人口を流動人口も含めて1億1千万人以下にコントロールする必要があるという。

※タク振武教授の「タク」は「曜」の右側

「人民網日本語版」2007年12月9日