中国の調査会社「計世資訊(CCW Research)」が26日に発表したリポートで、インターネット利用者の57.5%が政府のウェブサイトを訪れた経験がないことが明らかになった。調査の対象となったのは北京市と杭州市、広州市、南昌市、哈爾濱(ハルビン)市、成都市の6都市。「北京商報」が伝えた。
政府のウェブサイトに訪れたことのない理由で最も多かったのは「必要がなかった」(55.7%)だったが、「知らなかった」(29.0%)も比較的多かった。政府のウェブサイトはまだ知名度が低く、この点を解消すればサイトの訪問者を増加させることができるとみられる。
政府のウェブサイトには情報公開・相互交流・オンライン手続きという3つの機能がある。この3つは、「サービス型政府」建設の際に土台となる最も基礎的な要求とされ、国民が政府部門に求める主要な機能を大体カバーすることができる。しかし、この3つの機能のウェブサイト上での実現程度には比較的大きな差がある。調査によると、政府のウェブサイトを訪問する最も大きな目的は情報を得ること。そのうち水や電気の料金や学校の情報など人々がよく必要とする情報の取得に使われるケースが最も多かった。
「人民網日本語版」2007年12月27日 |