異国情緒で有名な北京石景山遊園地の西洋風「廟会」(縁日)に中国の伝統的な行事が一つ加わった。同遊園地は今年の春節に大規模なホワイトカラーの「お見合い会」を開催し、出会いを求める多くの若者だけでなく子供のために相手を探す少なからぬ高齢者をも集めている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
この大規模なホワイトカラーを対象としたお見合い会は「中国邂逅婚恋交友網」が開催した。「修士・博士エリア、ITエリートエリアといった8つのエリアに分かれたお見合い会の中で、外国籍エリアは初めて設立され、200人以上の外国籍の人のパーソナルデータを用意している」と中国邂逅婚恋交友網市場部の焦楊経理は紹介している。「これまでの経験から見ると、こうした『出会い』に特化したお見合い会でのカップル成立率は約20%だ。」会場の様子では修士・博士エリアが最も人気で、外国籍エリアは閑散としていた。
お見合い会で展示されているパーソナルデータでは、応募者の年齢や身長、職業、収入、相手に求める条件などが一目瞭然でわかるようになっており、お目当ての相手を決めた人も少なくない。「私はソフトウエアエンジニアで普段は異性と接することが少なく、人が紹介してくれたガールフレンドも性格が合わなくてうまく行かなかった。」7、8人の応募者のデータをメモしていたある若者は語っている。「私の経験では、ターゲットグループが大きいほど成功の確率も高くなるということだ。理想の人が見つかるまで今後も同じようなお見合い会に参加するつもりだ。」
「人民網日本語版」2008年2月13日
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