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「平山郁夫芸術展」が中国美術館で開催
発信時間: 2008-04-21 | チャイナネット

中国美術館では中日平和友好条約締結30周年を記念して、4月18日から26日にかけて「平山郁夫芸術展」が開催される。17日午後に行われた開幕式には、賈慶林全国政治協商会議主席や村山富市前首相一行が出席した。

平山郁夫画伯

 

開幕式に出席した村山富市前首相と賈慶林全国政治協商会議主席

 

今回の展覧会のテーマは、「東洋と西洋文化交流の交差点――シルクロードの輝き」。平山画伯の生涯のテーマである仏教伝来やシルクロードへの思い、文化を通して、中国と日本の友好への思いが一貫したストーリーで展観されている。

出展作は、シルクロードの西の終着点であるフォロ・ロマーノに向かって東から西へ向かうキャラバンを描いた作品を中心に、中国、イスタンブール、韓国、日本を描いた作品や、32歳の時にユネスコ・フェローシップで留学した、イタリアやフランスの風景を描いたスケッチなど、平山画伯の40数年にわたる作品42点と、ヨーロッパを描いた絵巻4点を加えた46点。

平山画伯が初めてシルクロードを訪れたのは1966年。それから130回以上、画伯はその地に赴いた。シルクロードの文化は、日本の独自の文化を築き上げるために大いに貢献したとされるが、学生の頃から日本文化や日本美術とは何かというテーマを追い求めてきた画伯は、シルクロードの各地に残る遺跡の中に、日本文化の源流を見出したという。

シルクロードに残る貴重な文化遺跡は、現在、大きな危機に瀕している。そのためこれらを救うためにも遺跡全体をユネスコ世界遺産として登録し、世界規模で救済することによって、人類の至宝を後世に伝えたいと画伯は提唱している。

「チャイナネット」2008年4月18日

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