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北京-上海高速鉄道の時代(1)
発信時間: 2008-04-22 | チャイナネット

○全線に21駅

世界でも最も長く、最も高い水準の高速鉄道である京滬(北京-上海)高速鉄道が18日に起工した。鉄道部が初めて「中国高速列車路線方案構想報告」を提出してから18年近く経ってこの日を迎えたことになる。現在、北京-上海高速鉄道沿線の7つの省・直轄市のGDPは全国の40%、人口は全国の四分の一を占めており、同高速鉄道がもたらす効果と利益は計り知れない。

「北京-上海高速鉄道が完成すれば、同鉄道は旅客と貨物を分けた運行が可能になり、北京と上海の間の逼迫した輸送能力を根本的に緩和することになる。」鉄道部の盧春房副部長によると、北京と上海を結ぶ既存の鉄道の2007年の1キロメートルあたり平均旅客運輸密度は4782万人で、貨物運輸密度は1キロメートルあたり6277万トン、それぞれ全国の鉄道の平均密度の5.2倍と2.1倍に達し、極度の飽和状態にある。

北京-上海高速鉄道は北京南駅と上海虹橋駅を結び、新たに建設される複線鉄道は全長1318キロメートルに達する。北京、天津、河北、山東、安徽、江蘇、上海の7つの省・直轄市の66の県、人口100万人以上の11の大都市を通り、3分に1本の運行を実現する。完成すれば上海から北京までの所要時間は現行の10時間から5時間に短縮され、輸送能力も片方向で毎年のべ8000万人に達する見通しで、これは現在の旅客運輸能力の2倍以上となる。

同高速鉄道の上海と南京を結ぶ区間の全体設計の責任者を務めた中国鉄道建設総公司鉄道第四勘察設計院の王玉沢総工程師によると、北京-上海高速鉄道は環渤海経済圏と長江デルタ経済圏との間に人の流れや物流、資金の流れの高速な流動のルートを形成し、戦略的な地位を持つ「経済の通路」を構築して、北京と上海の産業の効果を沿線の都市に拡大し、最終的には沿線のGDP成長率を約20%に引き上げる見込みだ。

北京-上海高速鉄道には現在21の駅が設置される計画だ。これら駅は次の通り。北京南、廊坊、天津西、天津南、滄州西、德州東、済南西、泰山西、曲阜東、棗庄西、徐州東、宿州東、蚌埠南、○州南、南京南、鎮江西、常州北、無錫東、蘇州北、昆山南、上海虹橋。

※○は、サンズイに「除」という字

「人民網日本語版」2008年4月21日

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